お子さんの歯を守るには

一生自分の歯を健康に保つには乳児期からの定期的な管理が必要となってきます。お子さんが健康な歯で美味しい食事が出来るよう協力してあげて下さい。

 

ムシ歯

習慣的に歯磨きを実践しているのにも関わらずムシ歯になったり、砂糖の摂取量が多くてもムシ歯にならない人がいます。ムシ歯は感染症ではありますが発症に至るまで様々な条件が複雑に絡みあっているからです。

 

ムシ歯は、宿主(歯・つば)や糖分、細菌の3つの条件が重なりあったときに発症する可能性が高いのです。特に、ムシ歯の元凶といわれるプラークの形成には砂糖が強く関係しています。しかし、これら3つの要因を1つでも減らすことでムシ歯の発症防止に繋がるのです。

図)ムシ歯の発生要因

 

原因 対処法
宿主(歯・唾液) ①歯質が弱い

②歯並びが良くない

③不規則な生活習慣など

①フッ素を塗ること

②矯正治療又は歯並びに適した磨き方

③規則正しい生活

①飲食物の頻度・成分・量(糖分が多い食品)

 

②食べ物の粘着性(付着しやすい食べ物)など

①時間を決める。間食回数を減らす。糖分の多い食品を控える。

②粘着性の強い食べ物を減らす。

細菌 ①歯磨き不良(磨き残し)

②細菌感染(回し飲みや食べ移し)

①正しい歯磨きを行う

②回し飲み・食べ移しを禁止する

 

<歯肉炎>

小児の歯肉炎の原因は、お口の中にプラークが貯まることで細菌が多くなり、炎症を引き起こします。その発生頻度は3歳で約33%6歳で約42%と報告されています。対処法は、プラークがなくなると元の健康な状態に戻ります。

小児の正常な歯肉            思春期性歯肉炎

◎歯ブラシの交換期◎

歯ブラシの広がりは食べかすを取り除く力が落ちてしまいます。新しい歯ブラシが100%に対し、40%も除去する力が落ちてしまうのです。又毎日磨く歯ブラシはすごく汚いです。使用し続けるとわざわざ口に細菌を運んでしまいます。広がりが見られなくても、交換目安は必ず1ヶ月に1回替えることをお勧めします。

 

★お手入れステップアップ法★

<姿勢>

両足を伸ばし、両太ももの間にお子さんの頭をしっかり固定します。これによりお口の中がよく見えるからです。これが最も良い「寝かせ磨き」です。(※正座した太ももにお子さんをのせ、身体をしっかり支えながら磨く方法も可。)

<清掃法>

※必ず上唇又は下唇の内側を人差し指で押さえてガードして下さいね。

  • 誕生~歯が生え始めるまで(歯磨き準備期)

口の中に指や歯ブラシを入れても驚かないように、最初は口の周りや唇にガーゼをあてることから始めましょう。(※自宅にある清潔な手拭いやハンドタオルでも可。ティッシュは細かい繊維が残るので不可)

 

  • 歯が生え始める頃(歯磨き開始)

歯ブラシへの抵抗感をなくすことを第一とします。(※歯ブラシの持ち方は鉛筆を持つようにします)。

磨く回数は、慣れるまでは歯ブラシで軽くこする程度にしましょう。

 

★歯磨きのポイント★

①頭がグラグラ動かないように固定する   ②出来るだけ明るい場所で行う

③楽しい雰囲気で行えるように心掛ける   ④痛くしない

⑤清掃中は常に声を掛け、終了時は必ず誉めて下さいね(^▽^)♪

 

最初は嫌がっても毎日続けることで次第に慣れてくるでしょう。嫌がるからといって止めると習慣にはなりません。焦らず根気よく頑張って赤ちゃんの歯を守って下さいね。